国分寺駅周辺エリアで7月26日、ストリートライブイベント「T-SOUL（Tokyo-Sounds Of Universal Lives）」が開催される。

　同イベントは、国分寺駅の北口・南口駅前にそれぞれ特設ステージを設け、各地から集うさまざまなジャンルのミュージシャンが演奏する音楽祭。同市商工会議所が主体となり2004年に開催したのが始まり。その後ボランティアによる実行委員会が設立され、商店街・商工会・青年会議所などの共催と同市の後援を受け、毎年開かれている。今年で5回目。

　多くの学生が住む同市には70～80年代、ライブハウスやジャズ喫茶、音楽スタジオが点在し、音楽活動が盛んだったが、今ではその数も減り、騒音などの問題からストリートミュージシャンたちの活動の場も限られているのが現状。「アマチュアミュージシャンと街の相互が求めるものをマッチングさせ、商店街の全面的な協力のもと、かつてのにぎわいを呼び戻すと同時に、国分寺にふさわしい音楽祭として定着させたい」と広報担当者。

　同実行委員会の選考により出演が決定したバンドは約30組。5周年特別招待アーティストとして「王様」の出演も決まった。同駅北口「BEATステージ」では主にポップスやロックバンドによる演奏、南口の「COOLステージ」ではアコースティックバンドやアカペラの演奏を予定する。そのほか、地元枠の「ADVANCEDステージ」を設け、同市に縁のあるバンドや地元の子どもたちのダンスチームのパフォーマンス、地元の音楽スタジオからの推薦枠も設ける。北口駅前には「屋台村」を設置し、地元の商店がお好み焼き、焼きそば、かき氷、ピザなどの屋台を出店する予定。高校生～40代の市民・出演者・地元関連団体のボランティアが会場スタッフを務める。

　「5年たつうちに知名度も上がり、国分寺のイベントとして定着してきた。来場客だった若者がボランティアとして参加したり、毎年楽しみにしていると数年連続で応募してくるバンドがあったりするなど、音楽の楽しさや地域とのふれあいを多くの人に実感していただけているのでは」（同担当者）。「街中に活気がみなぎり、毎年1,000人ほどが訪れるこのイベントにぜひ足を運んでいただきたい」とも。

　開催時間は12時～19時30分。入場無料。

「立川おとなバンドフェス」出演バンド募集－40歳以上が条件（立川経済新聞）アマチュア演奏家100人路上ライブ－高崎駅から1キロに渡って（高崎前橋経済新聞）T-SOUL