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昭島のブックカフェで「実家じまい」講座 関連本著者と相続弁護士が対談

左:著者の大井あゆみさん、右:弁護士・中島正俊さん

左:著者の大井あゆみさん、右:弁護士・中島正俊さん

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 昭島のブックカフェ「マルベリーフィールド」(昭島市中神町)が2月16日、大人の教養講座「家族のバトンリレー~実家のこと、どうしますか?~」を同店地下のカフェサイドギャラリーMで開く。

会場のカフェサイドギャラリーの様子

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 「両親が元気なうちに“実家じまい”はじめました。」著者の大井あゆみさんと弁護士法人ENISHI(エニシ)の東京弁護士会所属弁護士・中島正俊さんの対談形式の講座。大井さんが著書を基に、実家じまいを考えたきっかけや両親の反応、両親が東京に移住するまでの体験談、苦労話などを話す。併せて、中島さんが法律家として、実家じまいに関係する相続の知識や、争いを防ぐために準備して備えておくことなどを解説する。

 講座を企画したファシリテーターで同弁護士法人の事務局の石田あやさんは「当社に就職して世の中でこんなに多くのトラブルが起きていることに衝撃を受け、法的な争いが起こる前に備える『予防法務』の重要性を強く実感した。争いが起こってからそれを解決するには、多くの時間と労力と費用が必要になることが多い。特に、相続に関しては財産があるないにかかわらず、全ての人が関係する手続きで、それについての知識の有無で、スムーズに終える相続も『争族』に発展してしまうことがある」と話す。

 「法律が関わる難しい話も、ブックカフェでドリンクを飲みながら、著者と弁護士のコラボで気軽に聞くことができる。当講座が、実家や両親の今後のことを家族で話し合ったり、『争族』にならないために準備したりするきっかけになれば」とも。

 大井さんは「両親が元気なうちに実家じまいを始めることで、将来の不安を解消できると考えた。東京と大分で離れて暮らしていたので、遠距離介護の不安、高齢者ドライバー問題への懸念、両親が子どもの近くで暮らしたいという思いもあり、大分の実家を処分して東京へ両親を移住させることになった背景を話す。そろそろ実家をどうするか考えたい人や、相続のことをもっと知りたい人、実家じまい経験者に話を聞きたい人や専門家への相談を考えている人に参加してもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は14時~16時。参加費は2,000円。申し込みは同店のウェブフォームで受け付ける。

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