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昭島のブックカフェ、キャンプフェスで移動ブックカフェカー初披露

施工中の移動ブックカフェカー

施工中の移動ブックカフェカー

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 JR青梅線中神駅前のブックカフェ「マルベリーフィールド」(昭島市中神町)が移動ブックカフェカーを開発し、4月29日、「ABCハウジング ハウジングワールド立川」(立川市泉町)で開かれる「ファミリーキャンプフェスティバル」で初披露する。

施工中の移動ブックカフェカーの内装

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 店主の勝澤光さんは、1975(昭和50)年創業の「かつざわ書店」を2008(平成20)年に父から引き継ぎ、2013(平成25)年にブックカフェとしてリニューアル。2019年には地階をレンタルスペースにするなど、時代のニーズに合わせた「街の書店」の形を模索してきた。今回、移動ブックカフェカーを開発することで、店を出てイベントへの参加もできる形態にも対応。

 店の内装にもこだわり、ブックカフェは勝澤さん自らDIYで棚や細部の装飾を施している。地階のレンタルスペースの施工は、喫茶店「クルミドコーヒー」(国分寺市泉町3)などを手掛ける「kitori」(立川市錦町5)が担当。今回の移動ブックカフェカーの内装もkitoriと共同で開発した。

 勝澤さんは「『街に知のMobile circus(移動サーカス)が来た!』をコンセプトに、日頃よく目にするキッチンカーとは少しテイストを変えたウッディーな感じのキッチンカーに仕上げた」と話す。

 「青空の下でコーヒーや紅茶を飲みながら読書ができたら、さぞマインドフルネスな心持ちになるのでは。今回のアウトドアフェスのようなイベントへの参加はもちろん、大きな木がある公園の、その木陰で本とベンチを並べて『木陰のブッックカフェ』もやってみたい」とも。

 勝澤さんは「移動ブックカフェカーの初イベントは、キャンプフェスということでアウトドア関連の本を中心に用意する。『アウトドアでマインドフルネス』をコンセプトに、キャンプを楽しみながら読みたい、読んでほしい小説やエッセー、絵本などを当店スタッフが選んだ、さまざまなジャンルのお薦め本を準備しているので、休みのひとときを優雅に過ごしていただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~16時。移動ブックカフェカーの利用は無料(飲食物の提供は有料)。ワークショップはウェブで事前予約が必要なものもある。

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