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昭島のブックカフェに多目的スペース 「知と創造の畑」目指して

マルベリーフィールド外観

マルベリーフィールド外観

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 JR青梅線中神駅前のブックカフェ「マルベリーフィールド」(昭島市中神町、TEL 042-544-3746)の敷地内に多目的スペースを作るプロジェクトが現在進んでいる。

 1975(昭和50)年創業の「かつざわ書店」を2008(平成20)年に父から引き継ぎ、2013(平成25)年にブックカフェとしてリニューアルした店主の勝澤光さん。「業態転換したことでコミュニティースペースとして人々が集うようになり、販売やワークショップなどでスペースを借りたいという人も出てきた。今ではそれが街のニーズとして求められていることを確信している」と話す。「ギャラリーやワークショップ、チャレンジショップなど多様なニーズに対応する」という同スペースは同店地下に作る。面積は約6坪。

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 勝澤さんが目指すのは「上質な『知』を生み出す『知と創造の畑』」。「スマートホンで必要な情報にすぐたどり着ける便利な世の中だが、時にはスピードを落として心を養生する場があってもいいのでは。コーヒーを楽しみながら何気なく目にした書棚の本を読み芸術や音楽に触れることが心の栄養として蓄積され、ふとした時にその人の個性あふれるアイデアとして湧き出してくる。そんな情報の海を回遊する時間を提供できる場になれば」と勝澤さん。

 施工は人気喫茶店「クルミドコーヒー」(国分寺市泉町3)などを手掛ける「kitori」(立川市錦町5)が担当する。勝澤さんは「kitoriの山上社長の手掛ける作品や店も好きだが、私も建築に関わる仕事に長く携わっていたことや30年ほど前の同時期に中国に留学していたことなど、ルーツというか似た価値観を持っていると感じる」と話す。

 現在、クラウドファンディングサイト「FAAVO東京多摩中央」で支援を呼び掛けている。目標金額は100万円で支援は3,000円から。返礼品にはランチセットやドリンクのチケット、多目的スペース利用券を用意する。「街の文化振興に貢献すると同時に、街から無くなりつつある書店の再興の一事例となれたら非常にうれしい。取り組みに賛同いただける方の温かい支援をいただければ」と呼び掛ける。

 工事期間は11月上旬までとし、11月2日~4日はオープニングイベントとして写真家・萩原義弘さんによる作品展示とオープニングパーティー、11月中旬には秋山登志夫さんのアコースティックライブを予定する。

 営業時間は7時~19時(土曜・日曜・祝日は9時~18時)。

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