立川市内の各商店街で、定額給付金支給にちなんだイベントやセールが開催されている。市内26商店街の連合組織「立川市商店街連合会」が企画・主催する。

　同連合会は、各商店街の行うイベント内容のチラシを作成し、市が送付した定額給付金支給についての封書に同封、同市の約8万5,000世帯に配布した。

　錦商店街、錦一二三商店会は3月20日、「オニ公園」の通称で親しまれる錦第二公園で「錦オニオニまつり」を開催した。同園は同市の「表鬼門」に当たる場所であることから、鬼をモチーフにした滑り台が設置されており、テレビドラマ「ごくせん」などのロケ地にもなった場所。イベント当日は、同園を立川のご当地ブランドとして発信する試み「オニ公園プロジェクト」の一環として作られた「オニ公園ストラップ」の完成披露も兼ね、先着400人にストラップをプレゼントした。タイムセールで「生活支援100円コーナー」を設け、米、砂糖、野菜の詰め合わせセット、ティッシュペーパーなど、生活必需品を1キロ100円で販売したほか、300円でカップ麺「積み上げ放題」、地元のジャズバンドの演奏などのユニークな内容も。

　南口すゞらん通り商店街、いろは通り商店街では、今月末に行われるフラメンコイベントと掛け合わせた「踊る！クーポンセール」、フラワーストリート、シネマ通り商店会では、プレミアム商品券の販売と鉢植えの花をプレゼントするなど、各商店街のカラーに合わせたイベントやセールを実施。その他の商店街も、大売り出しやくじ引き、スタンプラリーなどを行う。

　同連合会の石井賢事務局長は「市からの手紙に同封したことで、チラシが確実に各世帯に届いた。効果は大きく、それぞれの商店街のイベントも連日にぎわっている」と話す。「住民の生活支援という定額給付金の本来の目的に合った仕方で街を活性化させるためにも、市民の皆さまにはぜひ地元の商店街で買い物をしていただきたい」とも。