多摩動物公園で「モグラサミット2009」-公開シンポジウム参加者募る

多摩動物公園のアズマモグラ

多摩動物公園のアズマモグラ

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 多摩動物公園(日野市程久保7、TEL 042-591-1611)で6月27・28日、「モグラサミット2009」が開催される。

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 同園はモグラの飼育に力を入れており、日本産モグラ8種類のうち、アズマモグラ、コウベモグラ、ヒミズを飼育展示している。昨年5月には開園50周年を記念してモグラ舎をリニューアルした。

 同サミットは、モグラをはじめとする食虫類の飼育や展示、最先端の研究成果などをテーマに、モグラの魅力や人とのかかわりを考える研究発表会。28日は専門家のための非公開会議だが、27日は参加者を募り公開で「モグラシンポジウム」を開く。

 シンポジウムでは、日本産モグラの生態と保全、同園での食虫目飼育展示の歩み、世界各地に生息するモグラなどについて専門家が講演を行う。同園教育普及係の片田さんは「あまり知られていないモグラの生態を知ことができるチャンス。現時点で、すでに何十通も申し込みをいただいている。定員までまだ余裕があるので、ぜひご応募いただきたい」と話す。

 企画展「モグラのふしぎアラカルト」も同時開催し、さまざまなモグラ類の標本や解説パネルなどを展示するほか、トンネルをくぐって「モグラ穴」を体験するコーナーも設置。名前や存在はよく知られているが、実際に目にすることが少なく、生態も未知の部分が多いモグラにスポットを当て、これまでの飼育や研究の成果を発表するという。

 シンポジウムの開催時間は13時~17時。定員は中学生以上200人。参加には、往復はがきでの事前の申し込みが必要。応募締め切りは今月15日(当日消印有効)。同展開催は9月1日まで。

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