立川のコミュニティーFM ラジオ局「FM たちかわ」（立川市曙町2）は7月12日より、本格的な音楽番組「ミュージック・タウン」の放送を開始する。

　同局は多摩地域に密着するコミュニティーFM。立川市を中心とする周辺地域8市、約80万人の市民が聴取可能で、地域情報を中心に多摩地域のリスナー向けにさまざまな放送を行っている。「最近のFM 局によるプログラムはパーソナリティーのトークがメーンになっているケースが目立ち、せっかくのFM という高音質放送の魅力をうまく使えていないのが残念。多摩地域の人たちにFM の高音質で良質な音楽をたくさん届けたい」（同局の梶範明さん）という思いから、同番組のスタートを決めた。

　番組の企画・構成・選曲・DJ は国立市在住のフリー・ミュージック・デザイナー、長谷川さんが全面的に担当する。長谷川さんは1950年代ころから現在までにわたる幅広い年代のロック、ポップス、ソウルなどの洋楽に精通しており、「日本のどのDJ よりも良い選曲の音楽で、みなさんの心を豊かにしたい」と話す新鋭のラジオDJ。「さまざまな視点から楽曲を選び、良質な音楽を届けることで、リスナーの方々に『こんなにすてきな曲があるんだ』と新たな発見をしてもらえれば」（長谷川さん）とも。

　同番組では「僕のちょっとしたこだわりのある良質の音楽だけを届けるが、リスナーの皆さんからのリクエストも取り入れ、より良いプログラムを作りたい」（同）と意欲をみせる。

　放送日時は毎週日曜21時～22時。