多摩動物公園でコアラ来日25周年記念イベント-累計31頭を飼育

かわいさに癒される母子コアラ

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 多摩動物公園(日野市程久保)は10月25日、同園ウォッチングセンター内動物ホールでコアラ来日25周年を記念して「コアラ思い出未来講演会」を開催する。

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 1984(昭和59)年10月25日にコアラを初めて受け入れた同園は、日本で初めてオーストラリアからコアラを受け入れた動物園の一つ。「以来、累計31頭のコアラを飼育し、その行動や繁殖の研究に取り組んできた。最近は他の動物園とも連携し、協力体制の中で繁殖に成功している」(同園教育普及係)。

 講演会の第1部では、元・同園園長の中川志郎さんが「初めてコアラを迎えたころ-その前後事情」と題して特別記念講演を行う。その後、中川さんとともに、来日当時の担当獣医師や歴代のコアラ飼育担当者、ユーカリ担当者がコアラの未来について語るパネルディスカッションを行う。前日の24日14時30分からは、コアラ飼育担当職員が同園で飼育中のコアラを紹介しながら、見どころや近況を話す。

 さらに、同園ウォッチングセンター内展示ホールとエントランスでは、27日まで多摩動物公園でのコアラ飼育、コアラの生態、日本でのコアラ飼育状況、近年山火事に見舞われているオーストラリアの状況などを写真や資料で紹介する。

 「現在は4頭のコアラを飼育しており、そのうち1頭は10月25日で満1歳を迎える赤ちゃんコアラ。コアラの習性でえさを与えるとき以外はほとんど寝ているのだが、それでも人気のある動物の一つ。コアラの好きな人にぜひ参加いただきたい」。

 講演会は13時30分~16時。定員は小学生以上200人(小学生は保護者同伴)。往復はがきでの応募が必要。締め切りは今月15日(消印有効)。

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