国分寺Lホール(国分寺市南町3)で2月6日、「第5回環境シンポジウム」が開催される。主催は国分寺市と国分寺市環境ひろば。
シンポジウムでは、環境文化NGO「ナマケモノ倶楽部」世話人の吉岡淳さんが「『ハチドリのひとしずく』~小さな力を大切に、時代はローカルへ~」と題した講演会を行う。吉岡さんは、1970年から日本ユネスコ協会連盟事務局に勤務、1992年から同事務局長、1999年末退職。2001年から府中市内にエコビジネスの拠点として「カフェスロー」を設立し、代表に就任。2008年に国分寺市内に移転。関東学院大学、大妻女子大学短期大学部、都留文科大学で非常勤講師として、「環境学」「平和学」「NPO論」「人権論」なども担当する。
その後、同シンポジウムのテーマ「地産地消」「食の安全」に沿って、食の安全・安心を消費者の視点から稲葉亨江さんが、生産者の視点から中村安幸さんが、都市農業を守る視点から榎戸岩男さんがそれぞれ小講演を行う。その後、吉岡さんと3人の講師を交えて「地産地消」「商の安全、安心」などをテーマにフロアディスカッションを予定。
併せて、昨年5月~10月の半年間、環境家計簿モニターとしてエコライフを実践した市民の表彰、取り組み報告も行われる。「環境家計簿」とは、家庭で使用したエネルギー量を記録し、それを換算することにより、家庭から排出した温室効果ガス量を把握するもの。
主催の「国分寺市環境ひろば」は国分寺市環境基本条例に基づき、市と市民と事業者が直接毎月1回、環境について懇談できる場。同課担当の坂本さんは「過去には水の生物や省エネ、温暖化などをテーマにした。身近なものを問題に取り上げることで、『環境問題に関心はあるが何をしたらいいのかわからない』という市民に行動の第一歩を提供している。シンポジウムと併せて参加していただきたい」と話す。
シンポジウムは13時30分開演(13時開場)。定員120人。参加無料。申し込み不要。