澤乃井ガーデンギャラリー(青梅市沢井2、TEL0428-78-8210)は7月6日から、写真展「西多摩の三匹獅子舞 二人展」を開催する。
金子哲也さんと清水源三さんの写真を展示する同展。金子さんは多摩市在住の写真家。谷保天満宮の獅子舞(国立市)を偶然に見て以来、今日まで多摩の各地で演じられている郷土芸能や、民俗行事を撮り続けている。清水さんは東大和市在住でフォトクラブ多摩会員の写真家。第30回JPS展入賞のほか、第2回吉川英治記念館写真コンテストでも金賞の受賞歴がある。
今回は、地元である澤井八雲神社獅子舞のほか、青梅、奥多摩町、あきる野、日の出町、檜原村で撮影された写真約24点を展示する。
金子さんと清水さんは「三匹獅子舞、神楽、鹿島踊り、式三番、車人形などが約60カ所で演じられている西多摩は郷土芸能の宝庫。その中でも、三匹獅子舞が最も多く、地元の澤井八雲神社獅子舞を含め約40カ所で演じられているので、澤井八雲神社獅子舞を中心に他の地区8カ所の獅子舞を写真で紹介したい」と話す。
「郷土芸能の保存・伝承は、少子高齢化や過疎化により、ほとんどの地区で後継者の育成に苦慮しているのが実情。わたしたちの撮影した写真をご覧になった方が一人でも多く郷土芸能に興味を持っていただき、保存・伝承に少しでも役立てられることがあれば」と期待を寄せる。
開催時間は10時~16時30分。7月12日・20日・26日は休館。入場無料。8月1日まで。