JR国立駅構内で、現在展示中のパネル「国立駅高架化までの歩み」が注目を集めている。
東京都は、踏切での交通渋滞の解消、鉄道により分断されている街の一体化などを図るため、連続立体交差事業を積極的に進めている。同駅の高架化も今回の事業の一環で、今回の高架化によりJR中央線三鷹駅~立川駅間全線の高架化が完了した。
同パネルは、今月7日に同駅の上り線高架化に合わせて開催。動画も流している。「当事業は、地元のみなさんの協力を得て実現しているので、実際にどのような事業を行っているのかをご理解いただくために、過去の工事や国立駅の歩みについて紹介したいと考えた」と東京都建設局道路建設部鉄道関連事業課課長の加藤さん。「当事業によって交通渋滞が高架化前後でどのように緩和されたかなども併せて紹介している」という。
パネル展示直後から、同駅を利用する方が足を止めてパネルを見る光景が多く見られている。「多くの方に国立駅の高架化に興味関心を持っていただいているのを実感している」。
今後同駅は、上り線も線路がもう1本増える。また、仮の線路を撤去し、駅舎や側道を整備し、最終的には2013年度内にすべての工事が完了する予定。「地域の方々には引き続きご理解、ご協力いただきたい」とも。
パネル展示は11月末まで。