NPO法人ミュゼダグリ(小金井市前原町3)は1月23日、くりやぶね(本町1)で江戸東京野菜を知る講座「Study & Cafe」を開く。
同講座は今回で11回目。「江戸東京野菜とはどんなものか知ってもらうだけでなく、農にまつわるさまざまな問題を浮き彫りにしていく講座を目指し、江戸東京野菜の普及を目指している」と話すのは同NPO代表の納所さん。
当日のStudyでは、農林水産省統計企画課の中田哲也さんが「フードマイレージ~江戸東京野菜が世界を変える~」をテーマに講演する。「日本に『フードマイレージ』を広めることに尽力された中田さんをお招きし、地場野菜としての江戸東京野菜と輸入野菜について、輸送による環境負荷を比較することにより、私たちの食と地球環境問題とのかかわりについて考えていきたい」と納所さん。Cafeでは、江戸東京野菜料理研究家の酒井文子さんが「滝野川ゴボウ」を使った料理を作り、解説を加える。「長さが1メートルになり、独特の風味を持つゴボウを前菜からデザートまで多彩に楽しんでいただければ」
納所さんは「江戸東京野菜を、講座で聞いて、食べてみて、身をもって知っていただくのはもちろん、減り続ける小金井の農地を守るためにはどうすればいいかという私たちの活動に共鳴してくださる方にぜひご参加いただければ」と話す。
開催時間は10時~14時。参加費は4,500円(料理レシピとお土産付き)。定員15人(先着順)。申し込み方法はホームページで確認できる。