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映画「ジーン・ワルツ」を通じて「生」を学ぶ-東京にしがわ大学が授業

©「ジーン・ワルツ」製作委員会 
2月5日から立川シネマシティほか、全国で公開。

©「ジーン・ワルツ」製作委員会 2月5日から立川シネマシティほか、全国で公開。

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 立川シネマシティ(立川市曙町2)で2月12日、「映画『ジーン・ワルツ』を通じて『生』を学ぼう! Movie・In・Education」が開催される。

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 同館では、「映画を通じて学ぼう!」をテーマに企画を展開してきたが、今回は東京にしがわ大学の授業の一環として行う。「映画にはさまざまなメッセージが込められているが、映画を一度見ただけではよくわからない。映画を見るだけでなく、その感想を誰かと話し合う機会を設けたり、テーマに沿った詳しい話を聞いたりすることで、映画を通して学べることがもっとあるはず」と同館担当の古川さん。

 今回は、2月5日から公開される「ジーン・ワルツ」を観賞。同映画は、「チームバチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」など現役医師ならではのリアルなストーリーが人気の作家である海堂尊さんの原作を基に産婦人科を舞台に描いた作品で、菅野美穂さんが主演を務め、田辺誠一さん、大森南朋さんらが出演。菅野さん演じる帝華大学病院の医師曾根崎理恵が院長代理を務める廃院寸前の小さな産婦人科医院マリアクリニックで、そこに通う4人の女性に対して禁断の「治療」をしているという疑いをかけられる。その謎をかぎつけたエリート医師清川吾郎が、その謎に迫るストーリー。

立川の現役産婦人科医である井上裕子さんが講師を担当しトークを展開。井上さんは、井上レディースクリニックの理事長兼院長、リボーンレディースクリニック理事長。現役産婦人科医として日ごろ出産に立ち会いながら、産科医療、体外受精を含む不妊治療に携わっている。その傍らNPOマザーシップの代表として女性の健康フォーラムや親子教育イベントも主催。「親子共育、情操教育、予防教育、環境教育」を主とした、地元立川に密着した予防医学の提唱、ピンクリボンなどのさまざまな活動を行っている。

当日は、グループディスカッション、井上さんへの質問コーナーや参加者全員によるディスカッションなどを予定。「産科の医療崩壊、そして不妊治療、代理出産、体外受精、若年出産など、映画が描く生命誕生に関わる現場のさまざま問題をもとに、夫婦、出産、家族のあり方、生き方、『いのち』について共に考える場を設けたい」と古川さん。「誰もが女性から生まれてきた。だからこそ生命誕生の現場を描いたこの映画を見て、男女それぞれの立場で共に考える機会にしたい。女性はもちろん、男性もご夫婦での参加も大歓迎」とも。

 開催時間は10時~13時。参加無料(映画鑑賞費=1,500円、60歳以上は証明書提示でシニア料金=1000円は別途必要)。定員100人(全席自由)。申し込みは同大学ホームページで受け付けている。

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