一橋大学兼松講堂でレジデントオーケストラが演奏会-親子席も用意

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 一橋大学(国立市中2)兼松講堂で5月3日、同講堂レジデントオーケストラである「国立シンフォニカー」が2回目となる演奏会を開く。

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 同オーケストラは、同大学の創立135周年と国立移転80周年を記念して、同学卒業生である宮城敬雄さんが代表兼常任指揮者を務め、若手精鋭で組織されるオーケストラ。東京フィルハーモニー交響楽団に在籍するメンバーの首席奏者18人が核となり、2007年よりオーケストラ活動を始めた。月1回の合奏練習を通じて「仕事に流されない真の音楽芸術」を目指す。

 同オーケストラが活動拠点とする兼松講堂の創建は1927(昭和2)年。2004年3月に行われた77年ぶりの大改修の際には、音響設計の専門家の監修で音響的にも配慮された改修が行われたほか、年数回、国内外の一流演奏家らによる本格的なクラシックコンサートが継続的に開催されている。

 昨年は、同オーケストラの第1回創立記念コンサートを開催。「約900人もの聴衆で兼松講堂はほぼ満席だった。演奏終了時の大歓声などを考えても、間違いなく皆さんに満足していただけたものと思っている」と同大広報担当者。

 今回は「ヨーロッパ名曲の旅」と題して、ボロディン「歌劇“イーゴリ公”より『ダッタン人の踊り』」、モーツァルト「オーボエ協奏曲“第1楽章”」、シベリウス「交響詩『フィンランディア』」、ウェーバー「『魔弾の射手』序曲」、ベートーベン「交響曲第7番“全楽章”」を演奏する。「皆さんがよくご存知の曲を中心に演奏することを意識した」という。

 「このオーケストラの設立趣旨は、『地域住民のために質の高い演奏を低廉な価格で提供していくこと』なので、地域の方々に広く足を運んでいただければ。S席の親子ペアシートも用意するので、親子連れでもたくさんの方にご来場いただきたい」とも。

 開催時間は14時~16時。P(プレミア)席=4,500円、S席=3,000円、学生席=1,500円、S席親子ペアシート(200席100組限定)=4,000円。チケットぴあのほか、国立市内では国立楽器(東1)、洋菓子・喫茶「白十字」(中1)でも販売する。

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