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おばちゃん6人がドーバーに挑むドキュメンタリー「ドーバーばばぁ」、立川で上映

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 立川市女性総合センターアイムホール(立川市曙町2)で6月11日、ドキュメンタリー映画「ドーバーばばぁ」が上映される。

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 同作品は、多摩地区在住の54歳~67歳の女性6人が親の介護や家族の世話という日常を抱えながら、ドーバー海峡横断リレーという非日常にチャレンジする様子を2年にわたって追ったドキュメンタリー作品。

 「一昨年立川のボランティア組織のメンバーからリレーでのドーバー海峡横断挑戦の話を聞いて興味を抱き取材した。ただ、メンバーが中高年で参加する人数も決まっていないだけでなく、介護者を抱えていたり、自らが闘病中だったりと不安要素だらけだった。しかし、リーダーが強引に参加申し込みをした段階で、結果はどうあれこのおばちゃんパワーの行く末を追ってみようと決意した」と話すのは同映画の監督を務めた中島久枝さん。

 中島さんは現在立川市に在住。大学卒業後、記録映画者入社、教育映画・PR映画の助監督を務めた後、海外に転職するも帰国し再び映画の仕事へ。教育映画・PR映画・ドキュメンタリー・TV教育番組演出を経て独立し、以後、NHKを中心に民法放送の番組の演出や教育用ビデオの制作・演出に携わる。「ドーバーを泳いだ6人の女性たちと同年代であり、同じように親の介護と仕事を抱えながら、映画作りに取り組んだ。そして、そんな監督の人柄や作品の内容に共感した方々がボランティアで映画作りに協力してくれた」と同映画実行委員会の森さん。

 「この映画でドーバーに挑む6人のおばちゃんたちが、何かにチャレンジすることの楽しさや大切さ、目標を達成することにより明日への活力や希望を得て、前向きに生きていくことの素晴らしさをたくさんの人に伝えてくれると思う」と森さん。「介護を抱えた中高年を中心に幅広い年齢層、特に今、元気をなくしてしまった人や何かに迷っている人にぜひ見ていただきたい」とも。

 上映時間は19時~21時。上映後、出演者6人と監督を交えて質疑応答も予定する。チケット代は1,000円(10~12歳は半額)。チケットの予約方法はホームページで確認できる。今回のチケットの売り上げの一部は東日本大震災の義援金として寄付される。今後も立川を中心に上映会を開いていく。

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