立川経済新聞

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武蔵村山に卒業で不要になった学生服の回収ボックス 査定額を寄付

設置されている学生服寄付BOX

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 学生服リユースショップ「さくらや立川店」(武蔵村山市大南3)が、卒業で不要になった学生服の回収ボックスを各所に設置し、査定額を寄付する活動を行っている。

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 その学校・幼稚園に通う予定の人と既に通っている人が着るために学生服をリユース販売するシステムが「学生服リユースショップさくらや」。困窮家庭や入学準備が大変な家庭に安価でつなぐことができ、学生服の洗濯は障がい者施設の人の仕事に、刺しゅう取りは地域の高齢者の仕事に回すなどして、仕事の循環を生み出している。

 併せて、回収ボックスに寄付された学生服は、査定額を内閣府の「子供の未来応援国民運動」へ寄付し、こども食堂やこどもの貧困対策へ役立てる活動をしている。

 刈谷三枝子店長は「周りのお母さんたちから、『学生服をそろえるのが高い』『お下がりもらえないかな』『サイズアップしたら、またこの値段で買わないといけないと思うと家計がきつい』などの声を聞き、丁度そのときにメディアで紹介されていた『さくらや』のシステムを見て、こんな店が近くにあったらいいなと思い、それなら自分がさくらやをやってみよう、お母さんたちの助けになればと思いオープンした」と話す。

「学生服はとても丈夫にできているので、メンテナンスやクリーニングをすれば、まだまだ着れるものが多い。リユース品でも、そのお子さんにとっては新しい学生服となる。大切につないで、本当に必要としている次の家庭へバトンタッチするお手伝いをさせていただきたい。卒業やサイズアウトなどで不要となった学生服をぜひ、寄付していただければ」と呼び掛ける。

 回収ボックスは、武蔵村山市市民総合センター、武蔵村山市緑が丘ふれあいセンター、オリンピック小金井店、オリンピック国立店、昭島市フローラカルチャーセンターに設置している。

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