国立・谷保で「レコードの響きを楽しむ会」-ベルリンフィルの貴重な演奏聴く

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 国立・谷保の甲州街道沿いの旧家跡「やぼろじ」(国立市谷保)で1月28日、「レコードの響きを楽しむ会」が開かれる。今回で2回目。

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 今回も、前回に引き続き助廣哲也(すけひろてつや)さんを招く。助廣さんは、フォノカートリッジなどアナログオーディオ関連機器の設計製造を担当している。アナログオーディオ関連機器販売を手掛け、多数のレコードを所有する梶原弘希さんの協力も仰ぐという。

 今回は、1947年にフルトベングラーが指揮したベルリンフィルが演奏した生録音のレコードを聴く機会を設ける予定。同イベントを企画したすがいまゆみさんは「敗戦後、ナチスに協力したとして疑われ音楽活動を認められなかったフルトベングラーが『非ナチ化裁判』を闘い、無実を勝ち取った後に指揮をした貴重な演奏。このレコードを聴くのはまたとない機会」と話す。

 「昨年は、3月11日の震災以来『これまで』の生き方を考え続けた一年だった。フルトベングラーの演奏を聴きながら、深い絶望や悲しみに打ちのめされたとしても、かすかにみえる光を信じ、希望の芽を感じることができる会にしたい」とすがいさん。「今回の開催は昼間なので、子ども連れの方も歓迎したい。人間に対する信頼をもって創られたさまざまなジャンルの曲を聴きながら、お子さんとご一緒にゆったりのんびり過ごしていただければ」とも。

 開催時間は14時~16時。参加費は1,500円(お菓子・ドリンク付き)。申し込み方法はホームページで確認できる。

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