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立川の住宅展示場に「多摩の木でつくる東京の家」-住宅の地産地消を実現

地元のTOKYO WOOD(多摩産材)をソーラーサーキット技術で建築した「多摩の木でつくる東京の家」

地元のTOKYO WOOD(多摩産材)をソーラーサーキット技術で建築した「多摩の木でつくる東京の家」

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 小嶋工務店(小金井市前原町5)は4月7日、ハウジングワールド立川(立川市泉町)内に東京都多摩産材普及拡大事業モデルハウス「SC-ZERO」をオープンした。

木材の製造者・強度・水分について解説する同社社長の小嶋さん。

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 同モデルハウスは、地元の「TOKYO WOOD(多摩産材)」をソーラーサーキット技術で建築した「多摩の木でつくる東京の家」。森林の循環の確保と多摩資材の利用拡大を目的に東京都が募集した多摩産材利用拡大事業として、同社の立川第1展示場をリニューアルしたもの。

 「50年を経た木を使って住宅を建て、そこに植樹すれば花粉の飛散量を抑えることもできる。東京で地元のTOKYO WOODを使うことが、東京の山を育て、守ることにつながる。住宅の地産地消を実現したい」と同社社長の小嶋智明さん。

 構造材、内装材には、製造者・強度・水分を表示した「産地証明付き」の地元多摩のヒノキや杉を使用。地元の木材を使うことで輸送過程の二酸化炭素排出量を抑えるほか、ソーラーサーキットの外断熱・二重通気の技術で1年を通じて室温の調節が可能になる。「TOKYO WOODとソーラーサーキットの組み合わせは、エネルギー消費を抑え、環境に寄与することができる」

 「五感に優しくささやく展示場」がテーマの同モデルハウス。室内にはヒノキの香りが漂う。「木の香りがする、あたたかみのあるモデルハウスにしたかった。手や足の感触、匂いなど、五感で木に囲まれる気持ちよさを多くの方に感じていただきたい」と小嶋さん。設計を担当した惣坊(そうぼう)さんは「ただ木を使えばいいということでなく、要所要所で木を使い分けている。それぞれの心地よさを感じていただければ」と話す。

 営業時間は9時30分~19時。問い合わせは小嶋工務店立川第1展示場(TEL 042-527-4567)まで。

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