西武立川駅近くの「茂士山農園」(立川市西砂町1)で7月14日・15日、「ART in FARM 2012 聞け大地の音、風の音」が開催される。主催はアートインファーム実行委員会。
「アートインファーム」は、2007年に立川市で始まったアートを通して都市農地の保全・活用を模索・提唱していく運動。「農業」と「アート」をコラボレートさせることで、都市空間の一部としての農地の意義を知ってもらい、相互の刺激によって、隠れていたそれぞれの社会的意義をより高めることを目的としている。
今年のイベント第1弾は「畑のパーカッションライブ」。都市の中で見放されつつある2つの緑の場所「竹林+都市農地」の可能性を考える。100本の竹に寒冷紗(しゃ)をつけた「幡(はた)」を立て、風を感じながら幡の支柱の竹をみんなでたたき、パーカッショニストの音楽を楽しむ。パーカッションはやぎちさとさん。会場は実行委員会と武蔵野美術大学基礎デザイン学科の学生によるインスタレーションで整え、「日頃見る野菜畑が一変する」という。照明デザイナー稲葉裕さんの指導の下、電力に頼らない廃油キャンドルでの明かりの演出を行う予定。
「夏のこの時期、畑を渡る風を聞きながら大地の音を聴きにきてほしい。農園主による農園案内や野菜のもぎとり(300円)、そのほか当日のお楽しみも」と実行委員長の井上洋司さん。
開場17時。ライブ演奏の始まる前、18時30分ぐらいまでは無料で入場できる。ライブの開演は18時45分。雨天中止。ライブ参加費は、一般=2,200円、学生=1,700円(ワンドリンク付き)。予約方法はホームページで確認できる。