国立で7月、地域密着型ミニFMラジオ局「国立FM」(88.8MHz)が開局した。運営はサイ(国立市中)。
「東日本大震災以降、地域の重要性を実感した。国立という地域で何かできることはないかという気持ちからラジオ局を開局したいと思うようになった」と、同社社長で同局代表の西連寺泰弘さん。ライブバー「国立地球屋」の店主と話が盛り上がり、「国立の魅力的なミュージシャンを通じて、地域に貢献できるような番組や情報を発信する運びになった」という。
初放送日は同2日。現在、「レンジとニノのMusic into our life」「ハマダスグルの俺には仲間と唄がある」「ヨネマル ショウタロウと地球屋エルの駅前ラジオ」などの番組を配信中。「ミニFMということで、可聴範囲が狭いので、番組をアーカイブ化し、ウェブやSNSを通じて配信している」。今後、一橋大学生による地域発信の起業番組や、国立市のイベントや店、面白い人物を紹介する地域情報番組などを配信していく予定。
「国立の人々と協力しながら、音楽を中心とした情報発信で地域活性に貢献できるメディアを目指したい」と西連寺さん。