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立川でチャリティーイベント-震災から3年、被災者の生の声聞く

前回の様子。「立川・東日本大震災避難者を支援する会」会長で大山自治会長の佐藤良子さん(右)と「Cobushi Project」メンバー(左・中央)。

前回の様子。「立川・東日本大震災避難者を支援する会」会長で大山自治会長の佐藤良子さん(右)と「Cobushi Project」メンバー(左・中央)。

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 立川の商業施設「アレアレア2」(立川市柴崎町3)で2月15日、チャリティーイベント「震災から3年、今だから言える、今だから聴ける 被災された方の声を聴き、現状を知ろう」が開かれる。主催は震災被災者を支援する会「Cobushi Project」。

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 昨年12月現在、立川に避難する被災者は161人83世帯。同会は、「顔の見える支援」を合言葉に立川市・大山団地に避難する被災者への支援を行ってきた。オリジナル支援グッズの製作・販売や支援イベントを展開し、「立川・東日本大震災避難者を支援する会」を通して同団地に避難する被災者へ、これまでに届けた寄付金は今年1月までで約160万円になった。

 「『立川・東日本大震災避難者を支援する会』会長で大山自治会長の佐藤良子さんの講演会を何回か開催してきた。今回も佐藤さんから話をうかがう予定だったが、佐藤さんから、今年は3年目という節目でもあり、直後だと話せないことも今なら振り返ることができるのでは、という提案を頂いた。被災された方たちのリアルな声を今だからこそ聞いていただければと思い、今回のイベントを企画した」と「Cobushi Project」の押切千枝さん。

 当日は、佐藤良子さんと、宮城で津波被害に遭った被災者、福島から強制避難している被災者、福島から自主避難している被災者の3人を迎え、被災した時の状況や立川に来た時の話、現状や今必要なことなどをテーマに話を聞く。「被災された方の現状を、何かを通じてではなく、自分の耳で直接聞いていただく機会になれば。生の声を聞くことで、きっと何か感じるものがあると思う」

 国立音楽大学生による弦楽四重奏やサクソホン・フルート奏者miwakoさんサクソホンの演奏も予定するほか、同会オリジナル支援グッズの新作クリアファイル4種(各300円)をはじめ、手作り作家らが提供するチャリティーグッズ、大山団地に避難する被災者が作った手作り作品も販売する。

 「買い物のついでなど、気軽に多くの方に参加いただければ。裾野を広げていくことが続いていくことにつながっていくと思う」とも。

 開演は13時30分。入場無料。グッズ販売は11時~15時。収益は全額「立川・東日本大震災避難者を支援する会」に寄付する。詳細は「夢工房」のホームページで確認できる。

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