小金井市にある江戸東京たてもの園(小金井市桜町3)で7月10日から、「ジブリの立体建造物展」が開催されている。
同展は「部分を見れば、全体が見える。」をテーマに、スタジオジブリ作品に登場する建造物の背景画や美術ボード、美術設定といった約400点の制作資料と、代表的な建造物を立体的に再現したものを展示。解説はジブリと縁の深い建築史家・建築家の藤森照信さんが務めた。
展示されているのは「風の谷のナウシカ」から最新作の「思い出のマーニー」までの19作品。「千と千尋の神隠し」の舞台となった「油屋」は、天井まで届く高さ3メートルの立体造形物で再現。建物をあらゆる角度から観賞できる。ほかに「となりのトトロ」の草壁家や「崖の上のポニョ」に登場する建物なども。また今回、高畑・宮崎両監督がスタジオジブリを立ち上げる前の作品、「アルプスの少女ハイジ」のジオラマも特別展示されている。
開園時間は9時30分~17時30分(10月~12月は16時30分まで)。月曜休園。入場料は一般400円、大学生320円、中高生200円など。12月14日まで。