立川市の子育て情報紙「ほほえみ」9・10期編集メンバーの有志7人が10月、子育て情報サイト「ワッカチッタ」を立ち上げた。
広報担当の石橋由美子さんは「メンバーは活動的でさまざまな個性やキャリアを持つが、自分たちも初めての育児中に立川のことがよくわからない、ママ友付き合いが苦手、狭い地域の情報はネットでは得られないなど孤独感や不安を経験した。ワッカチッタは雰囲気やデザインなどの空気感も大切にし、育児中だとなかなか味わえないすてきで楽しい場、ものづくりを目指している。育児中でも人やお店、街とつながり、立川での育児を楽しんで自分らしく生活してもらいたいという思いから活動が生まれた」と経緯を語る。
「ワッカは輪、チッタはイタリア語で街。立川を反対から読んで『ワカチタ』、スキップしながら言うと『ワッカチッタ』。みんなが子育てを楽しんでパパもママも子どもも街もみんながつながって輪になったらいいな、という思いを込めた」と石橋さん。
親子向けのカフェ貸し切りイベントやライブ、料理教室などの企画も予定する。0歳児の子どもと参加できる「ワッカフェ with baby」は、こだわりのワークショップとティータイムを楽しむ。「子どもが0歳からの友達を作り、ゆっくりできる時間をと考えている。1回目の申し込みは即満席になり、キャンセル待ちの方も大勢いる。一カ月で1万3000PVを超え、フェイスブックも好調。サイトのデザインや情報の豊富さなど今までにない育児情報サイトとして好評で、育児中でない方々にもこだわりのお店の情報が貴重なよう」と分析する。
「将来的には立川の街・企業と人をつなげ、育児中の方でも社会活動ができる仕組みづくりをし、私たちの活動を通して立川が育児に優しい街になっていけば」と意欲を見せる。来年度からライターやイベントなどのサポーターも受け入れていく予定。