西武国分寺線鷹の台駅近くに、社員寮をリノベーションしたシェアハウス「ガーデンテラス鷹の台」(小平市たかの台)が4月1日オープンした。設計・監理は成瀬・猪熊建築設計事務所(杉並区)。運営はオークハウス(渋谷区)。
同シェアハウスは、築35年の3LDK のテラスハウス型家族用社宅16戸をリノベーション・用途変更したもの。坪 18 万円の低予算で、衛生設備については更新し、基本的には既存を利用する設計を行ったという。
「シェアハウスはいろいろな人が集まって住み、お互いに関わり合うことが一つの魅力。自分の個室とは別に、日常的に出て来られる共用部は入居者同士を結び付けるために必要なスペース。ここは元が家族向け住宅だったため、建物内に共有部の確保ができなかった。そこで庭と道路を共用部と捉え、塀を撤去しウッドデッキ等を配置しその機能を庭に持たせた。本を読むなど、個々が自由に過ごすことはもちろん、広いテラスでバーベキューなどのイベントや、共用の菜園を設けているのでガーデニングなども可能」と同事務所の猪熊さん。
16戸48部屋で、女性専用を3戸9部屋用意。広さは10.15平方メートル~。賃料は5万4,000円~。