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国分寺のデザイン会社が「障がいの有無なく遊べるボードゲーム」、第2弾販売へ

ダッタカモ文明の謎

ダッタカモ文明の謎

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 デザイン会社「ギフトテンインダストリ」(国分寺市泉町2)が現在、視覚障がい者と健常者が共に遊べるボードゲーム「ダッタカモ文明の謎」の販売プロジェクトを進めている。

 「障がいの有無に関わらず遊ぶことのできるボードゲーム」の開発・販売も手掛ける同社は昨年11月、音を使ったボードゲーム「アラビアの壺(つぼ)」を発売。好評を博し、特別支援学校などにも導入された。

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 社長の濱田隆史さんは「『アラビアの壺』は、視覚障がい者と健常者が対等に真剣勝負できることを目的にした、じっくり考えるパズルゲーム。視覚障がい者からは『今まで挑戦できなかったゲームに挑戦できた』『何が起きているのか観戦しながらも楽しめる』、健常者からは「音を使ったゲームは珍しい」などの感想を頂き、素直にうれしく、挑戦してよかった」と振り返る。

 6月1日から販売予定の第2弾商品「ダッタカモ文明の謎」は、陶器製のコマを使い触覚を頼りにゲームを進めるもので、昨年度から開発を進めてきた。製造工程の一部は福祉施設や福祉作業所に依頼した。

 濱田さんは「当商品は、想像力を使いながら会話を楽しむコミュニケーションツールとして、視覚障がい者だけでなく子どもから年配者まで一緒に楽しめる。テストプレイでは、『ぜひ商品化してほしい』『さまざまな人と遊んでみたい』との声を頂いた」と話す。

 「障がいの有無に関係なく遊べるゲームはやはり少ない。数あるものの中から、遊びたいものを選べるという状態になるのが理想。そのためにも自分たちでも年に一度は、皆で遊べるものをリリースしたい」とも。

 「どんな方とでも楽しく遊ぶということは当たり前のようで難しく、気構えずに人とコミュニケーションをとるのが困難なこともある。ゲームや遊びを通して人と触れ合うことで、構えることなく交流することができる。『ダッタカモ文明の謎』は、自然な笑顔、会話を生むゲーム。当たり前に遊べる場所、当たり前に皆で遊べる喜びが増える一助になれば」と濱田さん。

 現在、コマの材料費や製作費が高い中で量産を目指し、クラウドファンディングサイト「READYFOR?」による資金支援も呼び掛けている(募集締め切りは6月8日)。

 5月24日には、「chika-ba」(国立市富士見台1)で「コミュニケーションゲームで遊ぼう」と題した最終試遊会と交流会を開催する(13時~18時、参加費1,000円)。視覚障がい者と健常者の交流会の3回目。「会場の関係で16人程度までの小規模になるが、ボードゲームで遊びながら交流する楽しい会。ぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。

 価格は、ベーシック版=2,800円、ユニバーサル版=3,200円。

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