立川市と国分寺市、東大和市の図書館の相互利用が開始される。国分寺市とは6月3日から、東大和市とは7月1日から、それぞれ互いの図書館で貸し出し利用ができる。
立川市では、市民の学習活動の場を広げ利便性を向上させようと、昨年2月に国立市、5月に昭島市、武蔵村山市との相互利用を開始した。今回の連携で立川在住者は同市の図書館を含め6市の、国分寺市はこれまでの府中市、国立市、小平市に加え立川市が加わり5市の、東大和市は東村山市、武蔵村山市に立川市が増えて4市の図書の利用が可能になる。立川市立図書館9館の蔵書は合計で約97万冊、国分寺市は6館で約60万冊、東大和市は3館で約48万冊。
他市の図書館を利用するには、利用する市での登録が必要。本人の住所が確認できる運転免許証や健康保険証を持参する。国分寺、東大和市民が立川市の図書館を利用する場合は、図書・雑誌は5冊、CD・カセットは1点までで、いずれも予約、取り寄せ、リクエストはできない。立川市民が国分寺市の図書館を利用する場合は、図書・雑誌は5冊、CD・カセットは1点で、同様に予約、取り寄せ、リクエストはできない。東大和市では図書、雑誌、CD、カセットが合計12点までで、予約、取り寄せ、リクエストは所蔵がある資料のみ6点まで。いずれも貸出期間は2週間。返却は、借りた市の図書館で行う。
立川市図書館の土屋英眞子(えまみ)館長は「立川はターミナルなので買い物や通勤などで訪れる人たちから立川市の図書館で本を借りたいと要望する声が多かった。相互利用の実現で市民同士の交流が図れたら」と期待を寄せている。