立川市女性総合センターホール(アイムホール・立川市曙町2)で8月21日、「うまれる ずっと、いっしょ。」の上映会が行われる。主催はNPO法人「マザーシップ」(立川市)。
産婦人科「井上レディースクリニック」(富士見町1)理事長・院長の井上裕子さんが代表を務める同NPOは、1998年に設立。親子教育・情操教育・予防教育・環境教育を主とした地域密着の取り組みを行う。映画を通して命の大切さを訴えていく「M・I・E(Movie in Education)」は今回で10回目となり、これまでに「余命1ヶ月の花嫁」「juno/ジュノ」などを上映してきた。
同映画は「家族のつながり」をテーマにしたドキュメンタリー映画で、2010年には前作の「うまれる。」が全国で50万人以上を動員。同NPOの企画で「井上レディースクリニック」院内でも3カ月間、上映した。同NPO広報担当の門脇さんは「上映会場が産婦人科病院だったこともあり、『命』に直面されている方と一緒にいろいろなことを考えられたことは、とても意味のあることだと思った。ママだけでなくパパやお子さまも一緒に参加した方が多く、こういったテーマをみんなで考えるきっかけになったのでは」と振り返る。
「血のつながりのない家族、愛する人に先立たれる家族、死と向き合う毎日を生きる家族と、それぞれの事情に向き合う3家族の姿を通して、自分たちが生まれてきた意味や家族の絆、命の大切さ、幸せのあり方を考え、感じる作品。重いテーマだが、人生を大切にする方に見ていただきたい映画。家族みんなで参加していただければ」と呼び掛ける。上映会終了後、「命の大切さ・生きるということの大切さ」をテーマに井上さんによるショートスピーチも。
上映時間は14時~16時30分。大人500円、小人(中学生以下)無料。事前申し込みが必要で、井上レディースクリニックのホームページで受け付ける。