立川の石田倉庫(立川市富士見町2)で11月7日・8日、アトリエ祭「石田倉庫のアートな2日間」が開かれる。
今年で12回目となる同展。12月の開催となった昨年は雨の中、約1400人が来場した。同倉庫にアトリエを持つ画家で広報の槇島藍さんは「毎回来てくれる方からは『毎年楽しみにしていて、今年も楽しかった』との声を頂いた」と振り返る。
今年は「くすぐりくすぐる」をテーマに、26人のアーティストによるライブやワークショップなど初の試みや人気の企画を用意する。槇島さんは「今年はオープンアトリエとしてそれぞれのアーティストの活動を見ていただくことに重点を置いている。足を運んでくれる皆さまと私たちアトリエの住人がお互いの感性をくすぐりあえたら」と話す。
「音とアートのコラボレーション」と題し、立川を中心に活動し自らも楽器を制作する打楽器奏者デュオ「あちゃーる」が陶芸家や金属造形作家である倉庫のメンバーとコラボレーション制作した打楽器でライブを開催(8日11時30分~12時、14時30分~15時、投げ銭制)。各作家の展示や金属造形作家・安東桂さんによる「アルミ象嵌(ぞうがん)ピンバッジ制作ワークショップ」(各日10人、1,500円、12時~随時)、槇島さんによる「お絵描きワークショップ」(500円)なども。
ほかにも、ブログ「石田倉庫ニュース」で公開中のライター・小林未央さんによるメンバーの密着リポート「石田倉庫のアートな人々」の写真展示も行う。「この企画は『オープンアトリエのビフォアーアフターを撮ろう』と始まった。石田倉庫の住人の日常やこの場所をアトリエにした経緯など、メンバーの制作の中核にある思いや表現の根底に流れているものを、きらきらと浮き上がらせている」と槇島さん。
「さまざまなジャンルのアーティストが集う石田倉庫のアートな2日間。自分の感性が『くすぐり、くすぐられる』と思うような展示・ワークショップ・パフォーマンスなど見つけてほしい。暖かい服装でのんびり会場を回ってお楽しみいただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。入場無料。