プロダクションIG(国分寺市南町3、TEL 042-323-3569)が昨年12月より杉並アニメーションミュージアム(杉並区)で開催している「プロダクションIG創立20周年記念展」の最終日、今月24日に迫った。
同社は1987年に竜の子製作分室として独立、アイジータツノコとして設立された。主に「攻殻機動隊シリーズ」や「起動戦士ガンダムSEED DESTINY」など多くの人気アニメ作品を制作。「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」では日本作品としては初となる米ヒット・チャート1位を獲得し、2003年にはクエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビルvol 1」のアニメパートの製作を手掛けたことでも知られる。
同展は、同社製作の新作紹介や旧作品の展示を通じて、世界から注目を浴びるクオリティーの高い作品製作のルーツをたどる展示になっている。また、ミュージアム内のアニメシアターでは同社作品を150インチスクリーンで楽しむこともでき、人気アニメーターのサイン会なども実施。最終月となる今月は、作品年表などのほかに押井守作品も展示している。
最終日となる24日には13時からクロージングイベントを予定。「精霊の守り人 地上波放送開始記念 『二ノ宮~青池/ナユグ 逃走の旅路を巡る』」と題し、ゲストに神山健治さん(監督)、安藤麻吹さん(主人公=バルサ役)を招く。
同社担当者は「来場者には大変好評をいただいている。開催期間も残り少なくなってきたので、一人でも多くの方にご来場いただければ」と話している。
開催時間は10時~18時(最終日のみ15時まで)。入館無料。
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