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国立の会計事務所代表が「社長の指南書」 会社が長持ちする秘けつとは

本書を手にする大石豊司さん

本書を手にする大石豊司さん

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 大石会計事務所(国立市東1)代表社員の大石豊司さんが12月15日、「中小企業を長く続ける社長の指南書」を現代書林(新宿区)から出版した。

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 大石さんは1959(昭和34)年山梨県生まれ。大学卒業後3年間の銀行員生活を経て、1987(昭和62)年に税理士試験合格。1989年国立市内で同事務所を設立し今年で26年目となる。

 同事務所では、大石さんも参加する社員発案による週一回の地域清掃や、「サンクスカード」での社員同士の「ありがとう」のやり取り、社員の半数が参加するフルマラソン、地域住民を交えて開く「論語」教室など、「大石会計の変わった取り組み」として知られる独自の取り組みを数多く行っている。毎朝30分程かけるという「元気が出る朝礼」にはこれまで都内外から300人以上の見学者が訪れているという。2014年には第2回会計事務所甲子園で準優勝を果たした。

 同書は、大石さんが2008年に出版した「経営以前の社長の教科書」に続く第2弾。同事務所のホームページで大石さんが執筆するコラムを中心にまとめた。

 大石さんは「前著出版の後、自社が模範となるような中小企業でありたいと強く思うようになり、『人を大切にする感動経営を広めること』を中心理念とし、社員とそんな会社を目指してきた。コラムでは、自分たちがやってもいない、出来もしないことを他の人に伝えてはならないとの思いで、実践していることや心掛けていることを発信してきた」と話す。

 同書では、税理士として多くの企業に携わる中で聞いてきた経営者の悩み、「将来のビジョンが描けない」「社員に危機感が足りない」「基本業務がうまくいかない」 に対する解決の糸口となる考え方、具体的な行動を解説する。「商売はやり方も大切だが、あり方はなお大切だということを伝えたい。それが会社が長持ちする最良の秘けつ」と大石さん。

 「中小企業経営者、企業の管理職、そして今現在人材育成で悩んでいる方に読んでいただきたい」とも。

 ソフトカバー、200ページ。価格は1,512円。

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