国立駅南口に「アカリベーカリー」(国立市中1、TEL 042-505-4263)がオープンして2カ月がたった。
「小学6年生の時に見た映画『魔女の宅急便』に出てくるパン屋に憧れて、パン屋になろうと決めた」と話すのは店主の高山顕さん。国立の製菓学校を卒業後、ホテルやレストラン、ワイナリー、個人のパン店などで17年間経験を積んだ後、独立。国立の落ち着いた街並みが好きで、専門学校時から国立で店を出したいと思っていたという。
店名は「食卓の明かりの下、パンを囲んでみんなが集う情景を思い描いて」付けた。厨房(ちゅうぼう)は大きなガラス張りで、パンを作る様子を売り場から見ることができる。
提供するパンは約40種類。パンに合わせた粉のブレンド、発酵の仕方を選び、「生地のおいしさが伝わるようなパン作り」を心掛けているという。「クリームパン」(160円)、「アンチョビキャベツ」(200円)などが人気で、高山さんのお薦めはイギリスパン(280円)とアカリブレッド(300円)。
「特別ではない毎日食べるパンを焼いていきたい。八百屋さんのように毎日通ってもらえるような町のパン屋でありたいと思っている」と高山さん。
営業時間は10時~14時、15時~19時。日曜・月曜定休。