アニメーション作家、岡本忠成さんの代表作を上映-国立市公民館

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 国立市公民館(国立市中1、TEL 042-572-5141)で3月23日、映画上映会「アニメーション作家岡本忠成の世界」が開催される。

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 岡本さんは、自らプロデュースと演出を手がけるアニメーション作家。平面、立体、半立体を自在に使い分け、木、皮、布、毛糸、紙、粘土、プラスチック、金属、発泡ウレタン、杉板、張り子など一作ごとに異なる素材と技法を用い、主に短編の人形アニメーションを制作している。

 主な作品は「ホーム・マイホーム」(1970年)のほか、「うたのシリーズ」3作品(1968-70年)、「NHKみんなのうた」シリーズ6作品(1975~1986年)、節の付いた語りと歌で全篇が構成される「南無一病息災」(1973年)、三味線を用いた「ちからばし」(1976年)など。1990年に58歳で死去した後も、アニメーション界に多大な影響を与え続けている。

 今回は、「おじいちゃんが海賊だった頃」(1968年)、「チコタン・ぼくのおよめさん」(1971年)、「モチモチの木」(1972年)、「小さな五つのお話」(1974年)、「りすのパナシ」(1979年)、「おこんじょうるり」(1982年)、「注文の多い料理店」(1991年)を上映。上映作品は「岡本さんが残した多数の作品の中から、使用している素材も撮影手法も異なる代表作7本を選んだ」(同館担当者)という。

 同館担当者は「この上映会は毎回市民と企画を相談してとり上げる作品を決めている。今回は生前上映会にもお越しいただいたこともあり、いまだに人気の衰えない岡本さんの作品をとり上げることにした。子供たちももちろん楽しめる内容になっているが、大人が見て楽しめる美術的にもクオリティーの高いアニメーションがそろっている。岡本さんのことをご存じの方もそうでない方も、ぜひご覧になっていただきたい」と話す。

 開催時間は14時~16時。入場無料。

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