国立駅南口に牛すじトマト煮込み専門店「もうまてん」(国立市中1、TEL 042-573-9161)がオープンして5カ月がたった。
店主の三輪さんの好物で、母親がよく作ってくれたという思い出の味でもある「牛すじのトマト煮込み」の専門店として昨年9月にオープンした同店。店舗面積は約15坪。白と木目を基調としたカフェ風の店内に、カウンター席、テーブル席合わせて15席を備える。
メインメニューの牛すじトマト煮込みは、300食余りの試作を重ねたという自信作。牛すじは、トロトロになるギリギリまで「長すぎず短すぎない」絶妙な加減で煮込み、箸で切れる軟らかさに。「舌触りの肝になる」というルーも、イタリアのホールトマトと日の出町の契約農家から仕入れた有機栽培の生トマト、5種類のハーブなどをバランスよく調合し手作りする。「日の出町のトマトは仕上げに使っている。トマトの酸味や甘みを感じていただけると思う」と三輪さん。
ランチは、牛すじのトマト煮込みと白飯をセットにした「牛すじトマト煮込みかけごはん」、「牛すじトマト煮込みパスタ」、「牛すじトマト煮込みリゾット」の3種類のランチセット(990円)をそろえる。いずれも付け合わせ3種と1ドリンク付きで、ドリンクはソフトドリンクに加え、ビール「白穂乃香」も選べる。チーズや卵など5種類のトッピングメニューも用意する(280円~)。
ディナーのお薦めは、看板メニューの牛すじトマト煮込みのほか、「自家製ローストビーフ」(フル950円、ハーフ580円)、「あったか牛すじトマトポトフ」(800円)など。手作りハム・ソーセージ専門店「ノイフランク」(東1)の白ソーセージ「ヴァイスブルストフランク」(2本900円、1本480円)や、牛すじのトマト煮込みを国立のイタリアン「Casa di Camino」(東1)の手打ちパスタで食べる「スペシャルパスタ」(1,200円)など国立ならではのメニューも提供する。「牛すじのトマト煮込みによく合う」というピノワール種のワイン(グラス500円~)もそろえる。
国立の居酒屋「ダイニングバー だまだま」(東1)のオーナーでもある三輪さんの「やりたいと思ってきたことが詰まっている」という同店。「『国立発祥の』といわれるメニューを作りたかった。国立の街を盛り上げ、街と人を元気にしていけたら」と笑顔を見せる。「おいしいごはんを食べて、明日も頑張るぞと思ってもらえたらうれしい」とも。
営業時間は11時~14時30分、18時30分~22時30分(以上ラストオーダー)。日曜定休。