NPO法人くにたちMate(国立市富士見台1)が10月30日、国立市内の店舗とコラボレーションし、同法人のキャラクター「杏」と「桃」にちなんだオリジナル商品の販売を開始した。
キャラクターを用いて国立市を盛り上げ、同市の魅力を再発見していくことを目的に設立された同法人。キャラクターの創出にとどまらず、物語の創作を通じて、マルチメディアでの利用や店舗展開などにつなげ、同市に魅力を感じる賛同者の来訪を促すことを目指す。同法人が運営するウェブサイトでは、国立市内に暮らす双子の姉妹・立花杏(たちばなあん)と立花桃(たちばなもも)を主人公に物語を展開。同姉妹が街の紹介などを行っている。
今回、同法人とコラボしたのは60年以上続く老舗洋菓子店「マロニエ」(富士見台1)とシェアキッチン「おへそキッチン」(同)。商品の開発について、キャラクター設定や企画を手掛ける女優で同市市議会議員の石井めぐみさんは「国立らしいキャラクターを作って地域の店舗とコラボをしながら商店街を盛り上げることができないかと立ち上げたのが当法人。この企画に最初に乗ってくださったのが、『マロニエ』さんや『おへそキッチン』さんだった」と振り返る。
「マロニエ」とのコラボで生まれたのは「杏クッキー」と「桃クッキー」(各600円、税別)。杏と桃の果汁を使っており、「口に入れるとふんわりと果実の風味が感じられる」という。パッケージには、立花杏・立花桃のイラストが描かれる。「杏や桃は水分がある状態で味や風味が感じられる果物なので大変苦労した。数カ月掛けて試作を重ね、添加物を極力抑えた国立らしいこだわりのクッキーが完成したと思っている」と石井さん。
「おへそキッチン」とコラボした「ももジャム」と焼き菓子「あんずサンドケーキ」は、11月に行われた「天下市」で好評を博し、完売。今後は秋のフルーツを使った商品を開発、販売する予定だという。
「国立に来られた方に、お土産として購入いただけたら」と石井さん。
クッキーは、「マロニエ」の「国立北口店」(北1)、「谷保駅前ファクトリーショップ」(富士見台1)と、提携カフェ「Poppo Cafe」(同)で購入できる。