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昭和記念公園で「春風盆栽展」 徳川慶喜遺愛の盆栽など100点以上展示

徳川慶喜遺愛の「四天王の名木」の黒松 銘「鎧掛けの松」

徳川慶喜遺愛の「四天王の名木」の黒松 銘「鎧掛けの松」

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 立川の国営昭和記念公園(立川市緑町)花みどり文化センターで3月21日から「春風盆栽展」が開かれる。

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 今回初めての開催となる同展。同園企画グループ広報チーフの三坂美保子さんは「多くの方にその技術や歴史を知っていただきたく、また園内の盆栽苑(えん)をより楽しんでいただきたいと開催することにした。今後、毎年春先にこのイベントを継続していきたいと思い、イベント名を付けた」と話す。

 同展では徳川慶喜遺愛の「四天王の名木」のほか、川端康成、吉田茂ら歴史上の人物がかつて所有していた貴重な盆栽を展示する。ほかにも、盆栽と片岡鶴太郎さんの書とのコラボレーション「風神・雷神」や国風盆栽展などにも出展されている盆栽作品、同園盆栽苑の盆栽など100点以上を展示(一部、展示販売)する。

 初日は、日本を代表する盆栽家・木村正彦さんが盆栽作りの方法や盆栽の見方について解説しながら実際に盆栽作りのデモンストレーションを行う(要電話申し込み、先着30人、参加費3,000円)。ほかにも、全日本小品盆栽協会認定講師でもある女性盆栽家の山崎ちえさんによるデモンストレーション(各日先着30人、当日受け付け)、小中学生対象(小学生低学年は保護者同伴)の「こども盆栽教室」、初心者でも気軽に参加できる大人向けの盆栽教室も予定する(共に事前申し込みが必要)。会場内のカフェは「盆栽カフェ」として、盆栽展示や盆栽にちなんだメニューを販売する。

 三坂さんは「日本屈指の盆栽家が管理するハイレベルの盆栽が並び、その気品あふれる存在感は、盆栽素人が見ても違いに気付くはず。手入れのデモンストレーションなどプロの技術に触れる貴重なチャンスに足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は9時30分~17時(最終日は16時まで)。入館無料。今月25日まで。

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