国分寺・多根果実店がブックカフェに変身 本と出合うきっかけに

「多根果実店」が1日限定でブックカフェになる

「多根果実店」が1日限定でブックカフェになる

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 国分寺駅北口の「多根果実店」(国分寺市本町2)で5月23日、同店が1日限定でブックカフェになるイベント「ケーキ屋さんで、本を読もう。~若者が本を読まないのは糖分が足りないからだ~」が開かれる。

 同イベントを企画するのは「劃桜堂(かくおうどう)」。代表の大野真司さんが東京学芸大学在学中の2014年、友人と共に「何かを始めたい人のためのプラットフォーム」として立ち上げた団体で、現在は、カフェやアトリエなどでの出張本屋、真夜中に開催する美術展「深夜の美術展」、返済不要の奨学金機構「奨学堂」の運営などに取り組んでいる。

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 同イベントについて、大野さんは「街から本屋がなくなった、若者が本を読まなくなったという話はよく聞くが、若者がケーキを食べなくなったという話は聞いたことがない。ならば若者が大好きなケーキ屋さんをブックカフェにすることで、普段本屋に行かない人たちにも本と出合うきっかけをつくれたらと思い企画した」と話す。

 当日は、同店に小説や実用書、料理本など100冊余りの本を用意。ケーキやコーヒーを楽しみながら本が読めるほか、その場で本の購入もできる。20時30分~21時には、東京学芸大学の学生らによるプチ演奏会も予定する。

 2016年から約月1回ペースで開催している同企画。地域住民や近隣の大学生などに加え、同イベントのために遠方から来店する人もいるという。「最初は本と出合ってほしいという思いで始めたが、今は同店のケーキがとにかくおいしいので一度食べてほしいという気持ちでやっている」と笑う大野さん。

 「本はある意味で薬箱のようなもの。本が身近にあり、必要な時にいつでも手に取ることができる環境が大事だと思っている。まず本と出合い、いい本があることを知ってもらえたら。本好きの方も、普段は全く本を読まない方もすてきな時間を過ごしていただけると思う」と来店を呼び掛ける。

 開催時間は11時~22時。ワンオーダー制。