2018年立川名画座通り映画祭実行委員会は現在、9月15日・16日に開催する「2018年第4回立川名画座通り映画祭」コンペ部門の作品を募集している。
かつて立川駅南口に10あった映画館の中でシンボル的存在だったという「名画座」。多くの映画館がなくなっていく中、同映画祭は2015年に市民によって自主制作映画の祭典として始まった。同実行委員会は立川市柴崎学習館と諏訪通り商店街振興組合で構成する。
募集は自主制作短編映画の「一般部門」、立川市をテーマにした短編映画「立川市部門」、全てスマートフォンを利用して撮影した「スマホ部門」、立川市出身、在住、在勤、在学のアマチュアで独自の視点で日常を撮影したもの、または他市のアマチュアの方において立川市をテーマに撮影した「我が街立川アマチュアビデオ部門」の4部門で募集する(応募は重複可)。作品は10分以内でプロ・アマを問わず応募できる。エントリー無料で、締め切りは7月15日必着。結果は8月15日に発表する。
映画祭当日に特別審査員と市民審査員による事前審査で選ばれた作品を上映。特別審査員によるスクリーンでの最終評価と当日来場した観客による投票を最終審査とし、グランプリ、各部門優秀賞、観客賞、男優賞、女優賞、立川市長賞、あしたのSHOW(賞)、特別賞などを選ぶ。上位作品にはトロフィーや表彰状を授与し、「あしたのSHOW(賞)」はテレビ番組「あしたのSHOW」で放映する。審査委員長は映画監督の中島久枝さんが、特別審査員はテレビプロデューサーや映画監督、映像作家など5人が務める。
昨年は全国から40代~60代を中心に20代~80代以上の幅広い年齢から87の応募があり、事前審査で44作品が選ばれた。最終審査を受けて、東かほりさん監督で「コインランドリーの待ち時間やそこで生まれた恋心」を描いた「土曜日ランドリー」がグランプリに輝いた。
同実行委員長の中村能己さんは「当映画祭では通常の映画からドキュメント、記録、アニメ、MV、PVなどジャンルを問わず広く募集している。今やスマホでも映画が制作できる時代。プロ志向の方からアマチュアビデオ作品まで、今まで見たこともない映像、聞いたこともない話の作品をお送りいただければ」と呼び掛ける。