立川のチャレンジショップに工芸カフェ 日本のアートや工芸を体験

サイフォンでいれた自家焙煎のコーヒーを作家の作ったカップで提供

サイフォンでいれた自家焙煎のコーヒーを作家の作ったカップで提供

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 立川市内での創業を支援するチャレンジショップ「コラボ」(立川市柴崎町3)2階に、「工芸カフェ ReaLence (リアレンス)」(TEL 042-595-7577)がオープンして2カ月がたった。

機織り体験ワークショップの様子

 今後創業を予定する人に独立までのノウハウを学んでもらうためのチャレンジインキュベーションショップとして、立川商工会議所が管理・運営を行う同施設。出店者は、営業を行いながら経営診断・アドバイスなど通じて経験を積み、最長1年間創業に向けて準備を行うことができる。

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 日本のアートや工芸を体験できるカフェとして今年4月にオープンした同店。オーナーは、東京芸術大学で彫金を学び、卒業後は企業で照明デザインや空間演出、ウェブデザインなどの仕事に携わってきたという渡邉二郎さん。東日本大震災後、人々を元気づける活動とアーティストの作品をつなげるサイトの立ち上げに参画し、その活動の中で「リアルに出会える場をつくりたい」と考えるように。実現に向け、経営の勉強にも取り組み、学生時代からなじみがあり、現在の生活の場でもある立川で開業を果たした。

 店舗面積約15坪に、テーブル席14席をゆったり配置する。「ギャラリーっぽさの残るカフェ」をイメージしたという店内には、食器、織物、オブジェなど伝統工芸として認定された工房やプロの作家の作品を展示。カフェでくつろぎながら作品を見ることができるほか、ホットコーヒーやアイスティーは作家が作った器で提供し、使い心地を体験できるようにした。展示作品は販売も行う。

 メニューは、サイフォンでいれる自家焙煎のコーヒー(380円~、2杯目半額)やハートランドビール(500円)、ワッフル(350円~)、ホットサンド(400円)など。「カップは工芸作家の作品と量産品との違いを感じていただけるのでは。工芸やアートなど日本文化のよさを体験し、豊かな気持ちを味わっていただけたら」と渡邉さん。

 体験の場として、ワークショップの開催にも取り組む。「八王子織物や村山大島紬など多摩地区の伝統工芸に興味を持つきっかけになれば」と、店内に織物作家の妻の機織り機を設置し、随時、機織り体験のワークショップ(要事前予約、参加費1,500円)を開催。水彩画やフラワーアレンジメントなどさまざまな企画も用意する。

 渡邉さんは「立川でアートや工芸を体験できる場として根付いていけたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~19時。月曜定休。

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