立川限定ビール「Tachikawa Graffiti(立川グラフィティ)」の第3弾「Floral IPA」の提供が3月21日、立川および近隣の18店舗で始まった。
「Tachikawa Graffiti」は立川の持つバーカルチャーの掘り起こしと発展を目指し始まったプロジェクト。ビールの開発は、スキルの高いバーテンダーの参画で企画の魅力と商品クオリティーのアップを狙い、市内などで営業するバーデンダー有志が手掛けている。ボトルラベルにもこだわり、1930(昭和5)年に創業し市内で営業を続ける「立川印刷所」(立川市富士見町5)の協力を得て、米軍基地があった1920~30年代に栄えたバーの希少な写真を使う。同企画では、2018年秋から2019年夏までに4種類のビールのリリースを予定しており、昨年9月の第1弾、今年1月の第2弾は、いずれもすでに完売している。
第3弾となる「Floral IPA」で監修を務めたのは、「やさいのShot Bar あぐりこ」(曙町2)の森田恵祐さんと、第1弾の監修を手掛けた木村晃さんの紹介で同企画に参加した「flax cafe」(福生市)の酒井麻葉さん、「Bar Duke」(小平市)の鶴田大悟さんの3人。今回は、ビールの材料にローゼル(食用ハイビスカス)を使っており、「ハイビスカス(ローゼル)の風味がよりドライな味わいを際立たせている」という。
森田さんは「春の訪れをイメージした色合いと香りが、お花見シーズンにぴったりのビール。大ぶりのワイングラスだと香りもお楽しみいただける。バーのカウンターで夜桜見物の雰囲気を味わっていただければ」と話す。酒井さんは「色、味わいはかわいく、エレガント。春うららかな一日の終わりにぜひ味わっていただきたい」と呼び掛ける。「フローラルIPAで楽しいひとときをすごしていただけたら」と鶴田さん。
取扱店は「BAR KoH」のフェイスブックで確認できる。容量、販売価格は店により異なる。なくなり次第販売終了。