食とものづくりのシェア施設「MA-TO(マート)」(小金井市梶野町1)が3月25日、JR中央線・東小金井駅と武蔵境駅の間の高架下「ヒガコ東」にオープンし、現在、利用者を募集している。
東京都の「多摩ものづくり型創業支援施設整備補助事業」の一環としてオープンした同施設は、「JR中央ラインモール」(本町1)と多摩地域を中心に創業支援・地域活性事業に取り組む「タウンキッチン」(梶野町1)が協働で開設。運営はタウンキッチンが行う。「ヒガコ東」で展開している創業支援施設「KO-TO」「PO-TO」に隣接し、同施設の開設によって3施設合わせて100以上の起業家が集まる創業支援施設群の形成を目指す。
同施設は3Dプリンターやレーザー加工機などを備えた工房、菓子や飲食物を製造・販売できるキッチン、店舗などとして利用できる11の個室で構成し、40~50人の利用を予定する。敷地面積は約670平方メートル、延べ床面積は約170平方メートル。
タウンキッチンの田中郁美さんは「趣味の延長として、また特技を生かして地域で仕事をしたい方を応援する施設として当施設を開設した。特に飲食店を始めるには初期投資がハードルとなるが、シェアキッチンや水道・ガスが使える専有個室を備えた当施設では、少ない初期費用で手軽に開業できるようなサポート体制がある」と話す。
利用希望者向けの内覧会が4月3日19時と5日14時に行われる(事前申し込み不要、現地集合)。田中さんは「まずは内覧会にお越しいただければ」と呼び掛ける。現在募集している第2期の募集締め切りは4月8日17時必着。