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国立で旧国立駅舎の工事現場見学会 内外装仕上げ状況を一般公開

旧国立駅舎の再築イメージ

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 国立市は5月18日、旧国立駅舎の再築現場を一般公開する。現在、参加者を募集している。

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 国立市は、JR中央線の立体交差化工事に伴い2006年に解体された旧国立駅舎の再築工事を昨年6月に着工。工事では1926(大正15)年創建当時の姿での再築を目指しており、完成予定は2020年。工事完了後は市の情報発信や交流機能などを担う拠点として整備する。

 旧国立駅舎の再築現場の一般公開は、今回で2回目。昨年12月に行われた1回目の見学会は、工事完了後には隠れてしまう、当時のこだわりが感じられる特徴的な木造軸組工法や既存木部材を再利用する手法などを公開し、90人の募集に対し、400人を超える応募があったという。

 今回の一般公開では、内外装仕上げ状況を公開。工事現場で伝統工法に準じた左官・造作仕上げによる洋館風の内外装などを見学できる。当日は、集合場所で同駅舎の復原プロセス、建築材料などの説明後、工事現場を見学。希望者は旧国立駅舎の古写真、復原の根拠となった図面、保管部材の一部、再築予定のパースなどの展示も見学できる。

 同市建築営繕課の担当者は「再現の過程段階をぜひご覧いただければ」と呼び掛ける。

 9時~15時50分の間に、同じ内容で6回の開催を予定(所要時間は各回50分程度)。定員は各回約30人。参加無料で事前申込制。メール、はがき、電話(042-576-2111)または同市行政管理部建築営繕課の窓口で申し込む。締め切りは4月12日17時(必着)。応募多数の場合は抽選。

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