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なぜ、私たちは「ハケ」に集まるのか? 国立・滝乃川学園でイベント

NPO法人「くにたち農園の会」

NPO法人「くにたち農園の会」

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 国立の福祉施設・滝乃川学園(国立市矢川3)で12月7日、講演イベント「ハケと生きもの。なぜ、私たちはハケに集まるのでしょう?」が開催される。主催はNPO法人「くにたち農園の会」。

青柳崖線下にある田畑

 ハケとは崖や丘陵・山地の片岸を表す古語で、国立市内には3つのハケ(崖線)=国分寺崖線、立川崖線、青柳崖線がある。同NPOは、青柳崖線下にある田畑と、崖線上にある甲州街道添いの古民家を活動拠点として、「農と暮らしの体験」活動に取り組んでいる。

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 理事の小林さんは「古くから多くの生き物が生息し、また肥沃(ひよく)な大地と水源が農地として生かされてきた崖線(ハケ)。地理学と生態学の先生を招き、『私たちはなぜハケに集まるのでしょう?』という疑問を参加者とひもときたい」と話す。

 会場は、日本初の知的障がい児者のための福祉施設・滝乃川学園。創始者の石井亮一・筆子夫妻は、青柳崖線の中にある環境を気に入り、施設を創設したといわれる。

 午前は、椿真智子さん(東京学芸大学 人文科学講座 地理学分野教授)、西田一也さん(ママ下湧水公園の会・国立研究開発法人 国立環境研究所)による講演会。国立市谷保の地場野菜を使った弁当の昼食後、同学園石井亮一・筆子記念館館長が施設を紹介し、終了後は施設内を散策する。

 小林さんは「『なぜ、私たちはハケに…』の『私たち』とは、人間だけではなく生きとし生けるもの全てのこと。ハケ周辺の地理、自然、生態、歴史、文化などに興味のある方ならどなたでも。もちろん、初めて『ハケ』という言葉を聞いた方も、ぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~14時30分。雨天の場合は翌日に順延。参加費は、午前の部=1,000円、昼食会(谷保の地場野菜を使った弁当と飲み物、要予約)=1,000円。午後の部は無料。

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