立川駅北側の新街区「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」(立川市緑町3)で4月10日から、テナントが順次開店する。
開業を記念し、4月から5月までの期間を「GREEN SPRINGS HELLO FES(グリーンスプリングスハローフェス)」と題し、地元の自然文化、人との出会いが生まれる街として同地区のコンセプト、「ウェルビーイング(心身ともに心地よい状態)」をテーマにしたイベントなどを企画する。
4月18日・19日にはアートイベント「空と雲のサーカス」を開催。光や映像によるパブリックプロジェクションや参加型アートプロジェクトを手掛ける高橋匡太さんが参加型アートプロジェクト「雲の手紙」のワークショップを同街区内やサンサンロードで行う(11時~16時)。「雲が大きな空を自由に流れて遠くの町にたどり着くように、雲に乗せた言葉が空を超えて誰かの心にたどり着く」というワークショップでは、参加者がまだ出会っていない誰かに向けて手紙を書き同街区内に設置されたポストに手紙を投函。代わりに誰かの書いた「雲の手紙」を受け取るという内容。立飛ストラテジーラボ戦略企画本部の関根さんは「雲の風船が結び付けられた雲の手紙を持ち帰る人々の姿が街を彩る景色になる」と話す。
両日12時~13時には、以前この場所に暮らしていたヤギに扮(ふん)した子どもたちが「雲の手紙」を持ち、全長3メートルを超える大型スティルト(長足)のパフォーマー「せせらぎ」演じる「おおきなひつじ」と共に同街区内をパレードする「雲の手紙の子ヤギのパレード」を行う。パレードに参加する「子ヤギ」を、小学生を対象に事前に募集している(各回先着20人、参加無料、保護者同伴)。
ほかにも高橋さんが「大きな雲と小さな雲のインスタレーション」を行うほか、せせらぎや、ジャグリングと音楽を軸とした現代サーカス集団「ながめくらしつ」の「Juggling・Music・Circus」など、サーカス公演も予定する。
タウンマネジメントの一環として、地域企業とアーティストのコラボレーション企画を実施。壽屋(緑町4)や福永紙工(錦町6)など多摩の企業とアーティスト6組がコラボレーションして「ピクニック」をテーマにした商品を開発。その開発のプロセスとプロトタイプを紹介する展覧会「ランデヴープロジェクト in 多摩 アート⇔ピクニック展」を4月25日~5月6日に開催する。5月16日・17日には多摩地区の農産物を中心としたマルシェ「マルシェ・テロワール」を行う(以後、毎月第3土曜開催予定)。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、期間や内容変更・中止の場合はホームページで公開する。