多摩動物公園(日野市程久保7)が、同園のホームページで「ぬりえどうぶつえん」として、職員が描いた動物たちの塗り絵の線画のダウンロードサービスを始めた。
同園は、現在新型コロナウイルスの感染防止のため3月28日から休園中だが、東京ズーネットやツイッターなどで動物の写真や動画で情報を発信している。写真や動画を見て終わってしまうのではなく、動物について疑問に思ったことを調べたり、自ら手を動かして動物に親しんでもらったりするために、動物たちの塗り絵を楽しんでもらうことを思い付いたという。
塗り絵の絵柄は、キリンやゾウ、コアラなどの人気の哺乳類から、カブトムシやトンボやバッタなどの昆虫まで31種類用意。好きなものをダウンロードし印刷して塗り絵を楽しめる。絵柄は、同園の職員が描いたもので、リアルで細かな描写の線画と各動物の特徴が子どもたちにも分かりやすいようにコメントを添える。
同園教育普及係の野中さんは「外出自粛中でも家の中で楽しんでいただければ。塗り絵が完成したら「#ぬりえどうぶつえん」のハッシュタグを付けてSNSで公開してほしい。園が再開したらぜひ多摩動物公園に足を運んで本物の動物を観察していただければ」と呼び掛ける。
塗り絵の線画は同園のホームページからダウンロードし、家庭のプリンターで印刷して利用できる。