くにたち男女平等参画ステーション(国立市中1)が6月23日~29日の男女共同参画週間に合わせ、「ステイホームと男女共同参画」をテーマにした動画を制作、ホームページで配信を始めた。
くにたち男女平等参画ステーション、男女共同参画週間に合わせ動画配信
動画の内容は、夫婦間の男女の役割分担、性的マイノリティー、親子関係、非正規雇用やシングルマザー、DVの増加など、ステイホーム期間中の相談内容などから問題として浮き上がってきたものを取り上げた。
同ステーション長の木山さんは「難しそうに思われるテーマを、誰にでも分かりやすく伝えたいと思い動画を作った。これまでは、同じ建物内の『くにたち・こくぶんじ市民プラザ』のオープンスペースでパネル展示の啓発事業を行ってきたが、コロナ禍による外出自粛要請により展示できなくなったことから動画というアイデアが生まれた」と話す。
動画を制作した同施設の川和さんは「ステイホームが与えた影響は立場や環境により多岐に渡る。多くの難しい問題を、誰もが自分事や身近にいる大切な人の問題として感じてもらえるように、短く分かりやすくまとめることに苦労した。そのために職場のスタッフと何度も話し合いを重ねた」と振り返る。「動画にすることで、いつでもどこでも見てもらえるので、ぜひ多くの人に見てもらいたい」とも。
併せて6月末まで、「くにたち・こくぶんじ市民プラザ」のウインドーに今回の動画のイラスト等を展示するほか、「withコロナの時代、どうありたいですか?」をテーマにメッセージも募集する。
木山さんは「備え付けのカードへ記入するだけでなく、ツイッターやメールなどでも受け付けているので、たくさんのメッセージや動画の感想を寄せていただければ」と呼び掛ける。