昭島青年会議所(昭島JC)は日本青年会議所(日本JC)と連携し、「全国一斉花火プロジェクト~はじまりの花火~」の一環で7月24日の夜、昭島市内で花火を打ち上げる。
当日は、新型コロナウイルス感染拡大による延期がなければ、東京オリンピックの開会式が行われる予定で、「テクノロジー」「おもてなし」で世界中からアスリートを迎える「あたらしい日本がはじまる日」だった(日本JC)。
そこで日本JCでは、この日を「あたらしい日本のはじまりの日」と位置付け、コロナ禍における前向きな新しい生活の「はじまりの合図」として、全国の花火業者と連携し、47都道府県の各所120カ所(予定)で一斉に花火を打ち上げる。都内では昭島市内と狛江市内を予定。
「昭島市では毎年『くじら祭り』で花火を打ち上げているが、今年は『くじら祭り』も中止となり、花火の打ち上げも無くなってしまった。暗いニュースばかりの中、日本JCより本プロジェクトの話があり、市民の皆さまに笑顔を届けられれば、と立候補した」(昭島JC同プロジェクト担当松本さん)
「花火を打ち上げるためには広い土地が必要となるので、場所の選定には特に時間がかかった」と松本さん。「昭島には米軍横田基地があるので、空き地やグラウンドなどの場所を使うことができず、なかなか場所が見つからなかったが、昭島市の協力を得て無事に実施場所を確保できた」と振り返る。
「実施場所の近隣住民の皆さまには、日惠野理事長と2人で約1000枚のビラを配布した。雨の日もあり一軒一軒ポスティングするのは大変だった」とも。
「感染拡大が収まらないばかりか、各地で災害まで起きている。明けない夜はないので、この花火が『はじまりの合図』となるよう夜空を眺めて笑顔になってもらえれば」と意気込む。
打ち上げは20時からの約1分半を予定するが、3密を避けるため具体的な打ち上げ場所は公表しない。