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立川で「たちかわ創造舎」が公演「夏と遊ぶ、夏を踊る」 劇場の明かりともす

今年1月に上演した「アラジンと魔法のランプ」

今年1月に上演した「アラジンと魔法のランプ」

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 あちこちシアターvol.7「夏と遊ぶ、夏を踊る」が8月9日、たましんRISURUホール(立川市錦町3)大ホールで上演される。主催は立川市、立川市地域文化振興財団、たちかわ創造舎でつくる立川シアタープロジェクト実行委員会。

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 「あちこちシアター」は年に3回行われ、回によって同ホールのロビーや大ホールのホワイエ、展示室など「あちこち」を会場に芝居を披露するというプログラムで、今回の会場は大ホール。

 実行委員長の倉迫康史さんは「本年度は多くの舞台芸術が大打撃を受け、多くの劇場が空っぽになった。しかし、劇場はそこにある。そこに人が集まり、明かりがともされるのを待っている。皆で明るさを取り戻しにいきたい。アーティストとスタッフとお客さまがいる限り、注意と準備は抜かりなく劇場の明かりをともそうとし続けていく」と意欲を見せる。

 演出はたちかわ創造舎シェアオフィスメンバーで「すこやかクラブ」を主宰するうえもとしほさんが手掛ける。うえもとさんは見どころについて「夏のパッションと切なさを、ダンスと身体表現で届ける。私たちの生活には言葉があふれていて、自分の思考含め言葉に支配されていると言っても過言ではないと思う。そんな日常から一時離れて、体で感じる体験を提供する」と話す。「各出演者はダンスカンパニーで踊ったり、自身でも作品を作ったりしている身体言語が豊かな方ばかり。音楽は繊細かつ骨太な世界観が魅力の横手ありささんによる書き下ろし楽曲。すこやかクラブの持つばかばかしさと横手さんの音楽世界がいい感じにブレンドされて、『夏、キラキラ、ちょっとキュン』な作品となっている」とも。上演時間は約30分。

 倉迫さんは「まだまだコロナが収束を見せていないが、そんな中でも劇場に来てくれるお客さまが見終わった後に少し元気になるような作品を目指して稽古をしている。安心できる客席環境で、スリリングな観劇体験を提供する。遠方に外出が難しい今、近くの劇場で今年の夏休みの思い出をつくっていただければ」と呼び掛ける。

 開演時間は11時~(受け付けは10時30分~)。参加費は一般=400円、中学生以下=200円、3歳以下無料。新型コロナウイルスの感染状況によっては中止にする場合もある。

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