壽屋がフリーマガジン「HOBINO」創刊-ホビーカルチャー普及目的に

「HOBINO」2号の表紙

「HOBINO」2号の表紙

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 ホビーショップ「コトブキヤ」を展開する壽屋(立川市曙町1、TEL 042-522-9810)は7月25日、フリーマガジン「HOBINO」を新創刊した。

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 同社は、戦後間もない1947年に立川の玩具店として開業し、1989年からはゲームやアニメのキャラクターを立体化するモデルメーカーとして、さまざまなフィギュア作品やプラモデルを発表している。同社が製作した主なキャラクター作品は、社会的ブームを巻き起こした「エヴァンゲリオン」、ハリウッド映画作品の「バットマン」「スターウォーズ」「パイレーツオブカリビアン」など。最近では、立川商工会議所がイメージキャラクターとして制定している、同市特産品の「うど」をモチーフにした「うど花ちゃん」のストラップを発売し、多摩物産展に出展するなど、地元に密着したビジネスも展開する。

 ホビーカルチャーをさらに多くの人に普及させる目的で創刊された同誌は、「ホビー」と、イタリア語で「おいしい・すばらしい」を意味する「ボーノ」を合わせて名付けられた。ホビーの世界をより多角的にとらえたホビー総合誌を目指し、コミック2作を連載するほか、フィギュアの魅力やディスプレー術、ホビーと社会情勢のつながりについてのコラム、製作サイドの裏情報などの「現場の声」を発信する。創刊号では、ゲームのキャラクターデザインやフィギュアのデザインなどで活躍する、イラストレーター・山下しゅんやさんが描いたイラストを基に造られたフィギュアをカラーページで特集し、作品の魅力や詳細情報、山下さんへのインタビュー記事などを掲載した。8月25日発行の2号では、映画化されることになった「グレンラガン」の記事や、フィギュアの撮影術などを特集する予定。

 同社の広報担当者の森さんは「今までアニメやゲームが好きだった人に、フィギュアの面白さにも興味を持っていただけたらと思う。イベント会場で1日に5,000冊配布されるなど、順調なスタートを切ることができた。フィギュアのいろいろな楽しみ方について書かれているので、メールで『読み応えがある』といった感想も多く寄せられている」という。「今後は、読者からのアンケートの内容を反映させた記事も展開していきたい」とも。

 毎号15,000部を発行。立川、秋葉原、大阪のコトブキヤ直営店のほか、「アニメイト」「とらのあな」「ゲーマーズ」などの首都圏店舗にも設置されている。

立川名物「うど」のキャラ「うど花ちゃん」-壽屋がストラップ発売へ(立川経済新聞)フィギュア・模型に特化したフリーペーパー「HOBINO」-壽屋創刊(アキバ経済新聞)壽屋HOBINO

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