立川駅南口のビストロ「アナログ舎」(立川市柴崎町2)が10月7日で5周年を迎えた。
店主の湯原圭介さんは、柴崎町で「諸国のみくい ぐるくん」を約10年経営後、「ぐるくん」のスタッフに店を譲り(現在の「マイテーブル」)、当時のスタッフ甘利さんと「アナログ舎」を始めた。
「年齢とともに、おいしくいっぱい、というより、気に入ったものを少しずつ、というように、嗜好(しこう)や興味が変化してきた。居心地よい小さな店で、丁寧に作った料理をリラックスして楽しんでいただける店をつくりたかった」と振り返る。
店では、フレンチやイタリアンの店で経験を積んだ甘利さんが作るフレンチと、湯原さんが選んだ自然派ワインとクラフトビールを「控えめな価格」で提供。店名の「アナログ舎」に表されるように、「スープから手間暇かけて仕込んだ手作りの料理や、作り手の思いが感じられるワインやビールを大切にしたい」という。
「手間を掛けて作ったフレンチを、かしこまらずに楽しんでほしい」と、店内はカフェのようなインテリアで、湯原さんが買い集めた個性豊かな椅子やランプが並ぶ。
メニューは、「ほっぺが落ちるほどやわらかい牛舌の赤ワイン煮込み」(1,850円)、「牛ハラミステーキ」(1,300円)、「フワフワのキッシュロレーヌ」(550円)、「自然派グラスワイン」(700円~)。テークアウトでは「前菜盛り合わせ」(1,000円)、「ひまわりハーブ鶏のコンフィと自家製ソーセージの盛り合わせ」(1,280円)など。
自然派ワインについては、「無農薬ブドウを自然の力を最大限生かし化学的なものを極力使わずに造られたワインで、ブドウが生きている感じがする」と湯原さん。クラフトビールのたる生サーバーもあり、季節限定で「箕面(みのお)ビール 桃ヴァイツェン」(880円)を提供している。
「Go To イート」キャンペーンが始まった現在、「ホットペッパーからの予約で1人1000ポイントが取得できる。この機会に利用していただければ」と呼び掛ける。
営業時間は17時~22時30分(金曜・土曜・祝前日は23時まで、日曜・祝日は22時まで)。テークアウトは13時から電話受け付け(受け渡しは17時~20時30分)。月曜・第1火曜定休。10月11日まで5周年を記念して「西豪黒牛のローストビーフ」を特別価格500円で提供。