新型コロナウイルス感染拡大で需要が落ち込む日本酒を家で楽しんでもらおうと、東京都酒造組合(立川市錦町1)が11月26日、「東京地酒年末おたのしみセット」を発売した。
新型ウイルスの感染拡大が止まらない中、「飲酒を伴う懇親会」「大人数や長時間に及ぶ会食」などの自粛ムードが高まってきており、各蔵元は日本酒の最大の需要期である年末に向け販売に苦戦しているという。
そこで同組合では、感染「しない」「させない」を第一に、家で日本酒を楽しんでほしいと、東京にある9つの蔵元全社の商品を詰め合わせた限定セットを企画した。
セット内容は大吟醸や純米酒など300ミリリットル6~7本と180ミリリットル1~2本に、「東京あまざけ」を使ったご当地ポッキーなどのノンアル商品1個を含む9点で、価格は5,000円。
「セット内容は届いてからのお楽しみ。今年はノンアル商品もプラスしているので、お酒の苦手な方やお子さんとも一緒に楽しんでいただければ」と同組合の玉木千代子さん。今回は、セットに同梱された応募番号で「東京の酒&グッズが当たる」プレゼント企画にも応募できる。
玉木さんは「本来なら年末年始に向けて楽しいイベントが目白押しの時期だが、新型コロナウイルスの感染が広がり『3密回避』『自粛』など、皆、我慢の日々を過ごしている。そんな中、東京地酒でほっとするひとときを過ごしていただけたら」と利用を呼び掛ける。
同組合のネットショップで受け付ける。